今月の勉強会②~マグネット入れ歯~

19日の日曜日、恒例のスタディグループの勉強会がありました。

今回のテーマは部分入れ歯の設計から調整まで、マグネットを使用した部分入れ歯について、などでした。

お招きした先生は日本大学歯学部補綴科の石上友彦教授です。私が在学中も直接指導を受けたので思い出深い先生です。

石上先生は臨床実績が豊富で、どの材料をどう使うと効率がいいか、強度が上がるかなど、どんなに小さいことでも実験して立証されており、常に理にかなった臨床をされているんだなと実感しました。

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例えばこのようなバネを使った入れ歯、バネの形も色々なものがあり、必ずしも2つのツメがなくともどこか引っかかりを探してうまく利用し、なるべく金属が目立たないようにすることも可能だということです。入れ歯が割れたときは、修理に使う材料を適度に加熱・加圧すると強度が2倍弱になるということも実験で証明されてました。

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そして入れ歯の中に磁石を埋め込むという教授一押しの方法、やはり固定される力が格段に上がるようでほぼ全ての方に喜んで使ってもらっているとのことでした。

入れ歯の痛みは不要な力が加わり揺さぶられることでおこるので、横揺れを最小限にとどめることで痛くない・噛める入れ歯が実現するということです。

当院でも以前から取り入れていましたが、改めてデータや臨床例を見るとやはりいい物はいい!と実感しました。

         ~続く~

 

masuishika 焼津市 和田の歯医者さん

静岡県焼津市田尻330 増井歯科