Q&A~いつ磨いたらいいの?

食後3分以内に磨かないとだめだとか、反対に食後30分たってからでないと歯が溶けてしまうだとか、色々なところで色々な説を聞いたことがあると思います。以前はできるだけ早くと言われたかと思えば今度はすぐは磨くなと言われ、一体どうしたらよいのか混乱している方もおられるでしょう。

結論としては、正解は求められないということです。

条件によって実験結果は変わってきますからその一説が正解でなければ不正解ということもありません。

それより大事なことは、30分待っているうちに磨きそびれるのも問題ですから、自分の習慣に無理なく取り入れるということです。

現在スタッフ間でもそれほど厳密に30分待つことはせず、基本従来法と変わっていないようです。

 

 焼津市masuishika 和田の歯医者さん

静岡県焼津市田尻330 増井歯科

~Q&A~どの歯がいちばんいいの? 結論

数か月前になりますが、セラミックの利点をあれこれ紹介してきました。

セラミック、という言葉は日用品でも取り上げられよく聞く言葉ですね。セラミックとは総称なので、一括りにセラミックといっても色々な種類があります。原材料の違い、製法の違い、一層式なのか二層式なのか、など多岐にわたります。

患者さんに選んでもらう際、わかりやすいように数種類に絞ろうと考えに考えたのですが、結局6種類以下に絞れませんでした。

なぜ多くの選択股が必要かというと、結局どれも一長一短なので、これが最高!と一概にはいえないのです。

「お任せしますから、一番いいものを」とおっしゃる患者さんでも、歯の位置、色味、咬み合わせ、咬み癖、などによって被せる物は変わります。

被せ物に必要な条件、審美性、再現性、丈夫さ、もちのよさ、歪みの出にくさ、適合性(歯と隙間なくぴったりフィットすること)等々、全てを網羅する物はないのです。

≪しっかりしたものを被せるためしっかり削る、しかし削りすぎてエナメル質を破壊しすぎてもむし歯の罹患リスクが上がる・・・≫

≪歯にダメージが加わらないよう少しずつ削ろう、しかし削らなすぎても被せ物が割れてしまう・・・≫

我々は色々なことを考えながら、その方にとって最高級な物を提示したいと思っています。

結局、結論として、どの歯が一番いいの?という答えには、

「どの歯も違ってどれもいい」ということになりました。

                                   

 

masuishika 焼津市 和田の歯医者さん

静岡県焼津市田尻330 増井歯科

 

 

Q&A~どの歯が一番いいの?後編

さて前回は白い歯と銀の歯のメリットデメリットを簡単に説明してきましたが、どちらがいいのか、判断基準は患者さんと医療者側で若干ズレがあると感じます。

「銀でも気にしないからいいよ」「今まで銀歯壊れたことないから同じでいいよ」

「どちらでも咬めればそれでいいよ」

歯の治療なんてどれもそんなに違いはないだろう、と単純に判断するのはもったいないことだと思います。昔抜いた奥歯も、いい材料でいい被せ物をしておけば抜かずにすんだかもしれないからです。

 

被せ物の必要条件は色、頑丈さのようなわかりやすいものだけではありません。むしろもっと大事なことがあります。それは残っている歯と被せ物の隙間をいかになくしていくか、被せ物の強度、物性をいかに歯に近づけ一体化させるか(適合をよくする)、ということです。医療者側が最も優先しているのは残った歯にいかに負担をかけず長持ちさせるかということなのです。歯を守るため歯にぴったりの被せ物をつくる、そのためにきれいに削る、精密に型をとる、剥がれづらい接着剤と使う、など、全ての工程でクオリティの高い治療が必要になります。

 被せ物の中身は見えるところではありませんが、セラミックと銀の歯では使用材料、適合精度に明らかな差があります。

見えない部分に隙間が生じるとそこからむし歯がはじまり、また歯の再治療、最悪抜歯にもなりかねないのです。

 

さて保険の適応も近年は大分緩和されてきて、奥歯でも白い歯が保険で適応されるようになってきました。ただ白い歯といっても上記のセラミックとは違い強度など劣るので、噛み合わせが強い方、歯が小さい方にはお勧めできません。被せてもすぐ割れたり擦り減ってしまった場合、入れて2年たたないと保険は使えなくなります。

 また被せ物のふちに汚れがたまりやすいので、3か月ごとのメンテナンスは必須となります。意外と気づかない方が多いのですが、この保険の白い歯の歯茎だけ赤く腫れている場合が多いのです。

 

以上のメリットデメリットをふまえ、ご自身に一番適した治療をしていきましょう。

 

 

masuishika 焼津市 和田の歯医者さん

静岡県焼津市田尻330 増井歯科

 

Q&A~ どの歯が一番いいの?前篇

お口の中に被せ物がいくつか入っている方は少なくないと思います。知らないうちに銀の歯が入っていた、よくわからないけどなんでもいいから銀にしておいた、という方も多いのではないでしょうか?

ホワイトニングに関心が高まっている今日ですが、審美に興味がない方でもそれぞれの被せ物の利点欠点を理解しておいてから治療されるといいと思います。

白い被せ物といってもいくつか種類があるのですが、今回は総称してセラミック冠と呼ぶことにします。

前歯は保険でも白い歯が入りますが、素材は全く別物でプラスチックに近い物です。

セラミックの利点として

 ・透明感、ツヤが永久に続く

 ・隣の歯に合わせた自然なグラデーションが再現できる

 ・金属アレルギーの心配がない

 ・二次的なむし歯になりにくい

 ・汚れがつきにくいため歯周病予防になる

等が挙げられます。自分では気づきづらいことですが、透明感、ツヤが表情にもたらす影響は意外と大きいものです。笑ったときに前歯の艶やかな方は光が反射して、顔全体が明るく見えるのです。またツヤが続くということは歯の表面のツルツル感が続くということですから、汚れが溜まりにくく、結果として歯周病やむし歯の予防になります。

これは自分自身では実感しづらいところですが、将来的に長い目で見ると歯の寿命に明らかな差がでてきます。

セラミックの欠点は、銀歯に比べると高額になることです。

材料によりますが、一本8万前後かかります。

大事な歯を長持ちさせ、二次的なむし歯の再治療を避けるためですから、費用はかかってもメリットは大きいと考えられます。

 

銀の歯の特徴はセラミックとの逆で

 ・審美性が悪い

 ・金属アレルギー

 ・歯と被せ物の隙間からむし歯になりやすい

 ・咬み合わせを乱しやすい

などが挙げられ、思い当たることも多いのではないでしょうか。

特に多いのが二次的なむし歯で、再治療の繰り返しにより歯の量は減ってきて、その結果歯は折れやすくなります。

また知らないうちに金属アレルギーになっていて、原因不明の湿疹、全身の皮膚トラブルが実は口の中の金属が原因だったということも少なくありません。いつも口の中で触れている部分ですから気になる方は安全な材料での治療をお勧めします。

次回はもう少し詳しくお話ししたいと思います。

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静岡県焼津市田尻330 増井歯科

Q&A~入れ歯をいれたくない~

入れ歯が小さいものしかない場合、大抵残っているご自身の歯で噛めるでしょう。

このままでも食べられるのに、なぜじゃまな入れ歯を入れなければならないの?

お気持ちは充分わかります。増井歯科-歯が痛い

入れ歯は食べるための補助器具なのですが、目的はそれだけではありません。

永年歯がない状態でいると、隙間を埋めようとして周りの歯が移動したり顎の位置が変わってきたりします。

しばらくは不便を感じることはないでしょうが、顎の位置が変わってくると後々他の歯に負担がかかったり、被せ物をしてもすぐとれやすくなったりしてきます。

一度崩れた咬みあわせを建て直すのはとても大変です。費用も時間もかかります。

将来健やかに過ごすためと思ってきちんと咬合治療をうけてください。

 

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Q&A~口臭が気になる

加齢とともに口臭が気になってきた、家族に臭いと言われる、というお悩みをお持ちの方も少なくないようです。
口臭の9割以上は口腔内に原因があると言われています。悪臭物質を産生する細菌の活動が活発になると口臭も増大します。
その条件の一つに口腔内の乾燥があります。口での呼吸が習慣となっていたり、ドライマウスの人は口臭が生じやすいのです。
またストレスによって唾液の分泌が抑えられてしまったり、様々な薬の副作用で口腔乾燥を引き起こす可能性もあります。
いずれにせよこまめに水分をとったり、人工唾液などの補助剤でお口を潤すことが必要となります。
歯科に久しくかかってない方は一度検査してもらったほうがいいでしょう。
古くなったかぶせ物の周りにたまった汚れが口臭を引き起こすことも少なくありません。
また気付かないうちに歯周病がすすんでしまい口臭の原因となることもあります。そこまですすむとかなり重度だと思われます。

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静岡県焼津市田尻330 増井歯科

Q&A~歯みがきは何回すればいいか~

   一日3回、食後に磨くのが理想です。歯についた汚れは時間がたつにつれ、表面に粘着性の層を堆積してとりにくくなるからです。

しかし、不充分な歯磨きを一日三回毎食後にするよりは、夜寝る前の一回だけでもしっかり時間をかけて丁寧に歯磨きをした方が効果的です。

できるだけ集中して細かいところまでブラシが当たっているか確認しながら行いましょう。

10分間磨いても、磨きやすいところばかり何度も往復しているだけでは結局磨き残してしまいます。鏡を見てゆっくり磨く習慣が必要です。

 

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Q&A~レントゲンの安全性について~

レントゲンの撮影などで浴びる放射線の量は日常生活している時に浴びている量よりかなり少なくなっています。

事実、歯科のレントゲンは太陽から浴びせられる放射線量より少なく、また水道水を飲むことで体内に入る放射能より害が少ないです。


それより診断のためにレントゲンを撮影するほうがメリットが高いため、積極的に撮影することをお勧めします。

できるだけ負担を軽減するため、当院ではさらに従来の1/10というデジタルレントゲンを使用しています。

防護エプロンは形式的に使用していた時期もありましたが、使用しなくとも体への影響は考えられませんのでご安心ください。

 

 

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静岡県焼津市田尻330 増井歯科

Q&A~レントゲン写真はなぜ撮るのか~

パノラマ写真(口全体のレントゲン写真)は口全体の病気(歯周病など)を診たりするのに使います。

また、埋もれている親知らずの状態を把握したり、骨の中の病気が発見できたり、顎の関節、上顎洞(鼻の横の空洞)なども診ることができるので大局的な診察を行う場合や治療計画を立てる際に有効です。

歯の病気には自覚症状がないものも多いため、病気を早期発見するためにも定期的な撮影で観察する必要があります。

ただ、パノラマ写真は小さな歯のレントゲン写真ほど鮮明に写らないという特性があり、
特に前歯ははっきり写らない場合が多いです。
ですから小さなむし歯の発見、歯根の病気の有無、歯根に破折がないかなどさらに詳しく精査するためには小さいレントゲンも必要になってきます。

実際に一本一本の歯を治療するためにはパノラマ写真と小さなレントゲン写真両方が必要となります。

 

 

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Q&A~なぜ治療は長くかかるのか~

むし歯が小さい場合は1~2回で終わることが多いです。
しかしむし歯が進行していて神経まで感染していたりすると、それだけ歯の奥深くまで感染部位を除去する必要が出てくるので
回数が必要になってきます。

歯周病の治療も同じで、歯石のつき方や量によりクリーニングの回数が変わってきます。

歯根の形は複雑なので形態に沿って歯石除去・歯根研磨するには時間がかかります。また除去した後どのくらい歯肉が治ったか、次のステップは

必要かなどを検査する期間も必要なので、ある程度の期間はどうしても必要になります。

 

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